娘が2歳2か月のときに下の息子を妊娠した。
悪阻が重く、初期は毎日点滴に通っていた。
悪阻の時期を過ぎても味覚異常や貧血、身体のあちこちの痛みなど、出産まで常にどこかが不調だった。
娘のお世話や相手をすることが難しく、ピーク時は平日を実家で過ごし、休日は夫に頼りきりだった。
娘の頭皮の匂いでも気分が悪くなり、寝相の悪い娘に蹴られたり突進されるのが嫌で、それまでのようにベッタリくっついて眠るのが辛く感じるようになった。
娘は月齢的にも主張が激しくなる頃で(自分でしたい、決めたい、これはこうじゃないと嫌など)泣き叫ぶ娘に怒鳴ったりそっけなくしたりすることが増えた。
娘は気持ちの切り替えが早いけれど私は引きずってしまう性格で、一度娘が大騒ぎすると機嫌が直ってからもすぐに明るく応えることができない。
娘からすればお母さんは訳もわからず一日中機嫌が悪く、寂しく納得のいかない毎日の始まりだったと思う。